距離が2400mに延びた
アザレア賞で2着馬に2馬身1/2差の完勝を見せた
インザモーメント(栗東・
田中克典厩舎)。前走後も栗東に在厩して調整されており、次走は5月4日(土)に京都競馬場、芝2200mで行われる
京都新聞杯へ出走を予定している。
今朝24日はレースに向けた1週前追い切り。馬の少ない時間帯のCWで
鮫島克駿騎手が騎乗。
コンプラセンシアが先行する流れを1馬身ちょっと後ろから追走する形。少し行きたがっているようにも見えるが、これはこの馬らしい走りと言ってしまってもよいだろう。
道中のラップが遅かったこともあり、最後の直線に向いて、一気に加速する形だったが、そこにもしっかり対応。前が伸びるのに反応して、こちらもしっかりと伸びていく。瞬時の加速というところまではなかったが、むしろ仕掛けるというところまでの合図を出している感じもなく、あくまで馬なり。よって、動き自体は地味に見えるが、ゴールを過ぎたところではこちらの勢いが上回っていた。
時計は6F84.9〜5F70.1〜4F54.9〜3F38.9〜2F23.7〜1F11.6秒。前記したように、道中のラップが遅かったことで全体的な時計は目立たないが、動き自体はすごく余裕があった。まして、24日は雨の影響で馬場が重くなり、風の影響で走りにくい、時計の出ない状況。その中でこれだけの動きを見せたこと自体を評価すべきだろう。
(取材・文:井内利彰)