有馬記念3連覇など日本でも活躍した世界的名手であるオリビエ・ペリエ騎手(51)=フランス=が25日の騎乗を最後に現役を引退することが明らかになった。英国の競馬
メディアであるレーシングポスト電子版などが一斉に伝えた。
この一報を受け、盟友である
武豊騎手(55)=栗東・フリー=が、「うれしくも懐かしい思い出」というタイトルで、自身のホームページ内にある日記・コラムを更新。「日本に短期免許でやってくる外国人騎手の草分けとも言える、フランスのオリビエ・ペリエ騎手が引退するというニュース。最近あまり乗っていないなあと気になってはいましたが、いきなりの引退発表は意外で、寂しい気持ちになりました。初めてやってきたのは彼が21歳でしたから、いまからちょうど30年前。武邦彦厩舎が最初の受け入れ先だったわけで、びっくりするほどガンガン勝たれたものでした」と当時を懐かしんだ。
「ペリエ騎手の成功が、いまの日本の短期免許制度を軌道に乗せたと言ってもいいわけで、メジャーリーグで言えば野茂英雄さんみたいな存在。滅多に他人を褒めないことで知られるクリストフ・スミヨン騎手が、ペリエ騎手については「崇拝」と言えるほど称賛していたことも印象的です。また、ペリエが
凱旋門賞を
エリシオで逃げ切ったとき、「私はニッポンで逃げという優秀な戦法を覚えてきました」と語ってくれたのも、うれしくも懐かしい思い出です」とつづり、その偉大な功績をたたえていた。
提供:デイリースポーツ