全国ダート路線の1冠目「第69回
羽田盃」が
大井競馬場のダート1800メートル(雨・不良)で行われ、
川田将雅騎乗、
JRA所属の白毛馬
アマンテビアンコ(牡=宮田)が優勝。
雲取賞2着からのリベンジで第1冠を手にした。
2着は牝馬
アンモシエラ、3着は船橋の
フロインフォッサルだった。勝ちタイムは1分53秒9。
スタートはひと息だったが4番手で
アンモシエラの逃げを追走。4角では3番手につけ、残り150メートルで先頭。そのまま
アンモシエラを1馬身振り切った。
ソダシ、
シロニイなど白毛馬への騎乗経験も豊富な川田。「多くの白毛馬に乗せていただく中で、今回初めてこの馬にまたがったが、今までの白毛と比べながら、この馬の良さも感じながらレースをした」と、まずは話した。
「ゲートでは何よりつまずかないような出方を。その後はリズムを取って動いていける形をつくった。上がっていく時の雰囲気も良かった。(直線では)ゴールまでにはきっちりつかまえてくれる雰囲気だったので、無理せず、ゆっくりとつかまえに行こうと思った」と、勝負どころでも余裕があったことをうかがわせた。
さらに川田は「今年こうしてダート3冠が新たに整備され、
JRAの馬も参加しながらの3冠競走。そこをまず1つ獲ることができた。次、
東京ダービーに向けて、いい準備をして、また走ってくれればと思う」と、次なる大一番にも期待した。
アマンテビアンコの
母ユキチャンは
関東オークス(川崎)、
クイーン賞(船橋)、
TCK女王盃(大井)でダート
グレード3勝。地方と縁が深い血統だ。近親には
ソダシ、
メイケイエール、
ママコチャ、
ハヤヤッコとおなじみの馬名が並ぶ。
羽田盃は長く、南関東3歳3冠ロードの1冠目として行われてきたが、ダート路線の整備により、今年からJpnIとなり、中央も含めた全国のダート3冠路線の1冠目へと
リニューアルされた。
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アマンテビアンコ 父ヘニーヒューズ 母ユキチャン(母の
父クロフネ) 牡3歳 美浦・
宮田敬介厩舎 馬主・シルクレーシング 生産者・北海道安平町のノーザン
ファーム 戦績5戦3勝(南関東2戦1勝) 総獲得賞金8330万1000円。
スポニチ