香港チャンピオンズデー(28日)に出走する日本馬が24日、舞台となるシャティン競馬場で最終追いを行った。メインカードのG1「クイーンエリザベス2世C」で昨年2着の雪辱を期す
プログノーシス(牡6=中内田)は、日本馬の先陣を切って芝コースに登場。歩くような形でコースを半周ほど回って体をほぐした後、残り5Fから本格的な最終リハは始まった。軽やかな脚取りで徐々にスピードアップすると、直線では一気に
ギアチェンジ。馬なりのまま首をしっかり使って鋭く伸びた。
ラスト2Fは昨年(24秒1)より1秒2も速い22秒9。前日の雨でぬかるんだ馬場で優秀なタイムを叩き出した。感触を確かめた清山助手も「思惑通りの追い切り。感触は良かった」と納得の表情。続けて「昨年のこのレースがこの馬のMAXだと思っていたけど、それ以上を感じられる動きだった」と“過去最高”の状態に舌を巻いた。
昨年暮れの
香港C(5着)に続く3度目の遠征とあって当地の環境にすぐに適応。清山助手が「自分を追い込むところがある馬だけど落ち着けている」と話す通り精神面にも不安はない。過去2度の挑戦で完敗を喫した地元の最強馬、G1・6勝を誇る
ロマンチックウォリアーに、三たび挑む舞台。究極仕上げでリベンジへ、そして初の
ビッグタイトル制覇に挑む。
JRAが馬券発売を行うG13競走(他に
チャンピオンズマイル、
チェアマンズスプリントプライズ)は25日に出走馬と枠順が確定する。
スポニチ