12日、東京競馬場2Rで行われた3歳未勝利(ダ1600m)で、
ウェットシーズン(牡3、美浦・
田中博康厩舎)が1着となり、前人未到の『
JRA通算4500勝』を達成した
武豊騎手。勝利数以外にも前人未到の大記録を数々打ち立てて来たのは言うまでもない。今回、その一部を紹介したい。
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JRA年間リーディングを18回獲得
リーディングジョッキーとなったのはデビュー3年目の89年(133勝)。以降、91年、01年を除き08年までの20年間で合計18回リーディングジョッキーを獲得した。
■G1級勝利 124勝
88年に
スーパークリークで
菊花賞を制してから積み上げたGI級(ローカルG1含む)の勝利数は中央・地方・海外合わせて124にも上る。GI級勝利を挙げられなかった年はデビュー年となる87年、18年、20年の3年のみ。
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JRA重賞連続年勝利記録38年
初めて重賞タイトルを手にしたのはデビュー年となる87年の
京都大賞典を
トウカイローマンで制したとき。そこから途切れることなく勝利を積み重ね今年も
京都牝馬ステークスを
ソーダズリングで制して記録を更新している。ちなみに
JRAのGIに絞ると88年
菊花賞の
スーパークリークから10年まで24年連続で勝利していたが、11年に途切れている。
■8種類全ての毛色の馬で重賞勝利
競走馬には主に鹿毛、黒鹿毛、青鹿毛、青毛、栗毛、栃栗毛、芦毛、白毛の8種類の毛色があるがその全てで重賞勝利を挙げている唯一の騎手である。毛色別は以下の通り。
鹿毛:
ディープインパクト、
キタサンブラックなど
黒鹿毛:
スペシャルウィーク、
ステイゴールドなど
青鹿毛:
キズナ、
ダンスインザムードなど
青毛:
ランザローテ栗毛:
ゴールドアリュール、
スマートファルコンなど
栃栗毛:
マーベラスサンデー、
エピセアローム芦毛:
オグリキャップ、
クロフネなど
白毛:
ユキチャン