◆第169回
天皇賞・春・G1(4月28日、京都・芝3200メートル、良)
伝統の長距離G1は28日、古馬17頭で争われ、
菱田裕二騎手騎乗の1番人気・
テーオーロイヤル(牡6歳、栗東・
岡田稲男厩舎、父
リオンディーズ)が直線で抜け出して完勝。重賞3連勝で、人馬ともに悲願のG1初勝利となった。岡田調教師は
メイショウハリオで交流G1(23年
かしわ記念、
帝王賞)を制しているが、
JRAでは初めて。勝ちタイムは3分14秒2。
2着は5番人気の
ブローザホーン(
菅原明良騎手)、3着は6番人気の
ディープボンド(
幸英明騎手)が入った。
菅原明良騎手(
ブローザホーン=2着)「課題の折り合いは問題なく運べました。位置取りが2列ぐらい後ろになって、もう少し位置を取りたかったんですが、後ろで
リラックスしたぶん、しまいは切れました。後ろから来た馬は他にいませんし、強い競馬でした。メンコを着けて、ハミを換えた効果もありました」
吉岡辰弥調教師「状態はきょうの方が良かったですが、スタートしてから出て行く感じがなく、ポジションを取れませんでした。折り合い面で収穫があり、馬も学習してくれていますが、そのぶんポジションを取りづらくなっています。たらればですが、もう少しポジションを取れれば・・・悔しいです。折り合えば一流ですし、どこかで大きいタイトルを獲れる馬だと思います」
スポーツ報知