JRAは29日、令和6年春の外国人叙勲において香港ジョッキークラブCEO(最高経営責任者)のウイン
フリート・エンゲルブレヒト=ブレスゲス氏(69=ドイツ)に旭日中綬章が授与されると発表した。功労概要は日本競馬の国際的発展および軽種馬生産を通じた日本の畜産振興に寄与となっている
ウイン
フリート・エンゲルブレヒト=ブレスゲス氏は香港ジョッキークラブの役員となった当初から日本の競馬と連携するとともに98年には
JRAとの間で双方のレース映像を直接配信する
スキームを構築。この枠組みは15年の競馬法改正で実現した「海外競馬の勝馬投票券発売」を円滑にする上での礎となっている。
同時に同氏は香港ジョッキークラブが実施する国際競走を世界の一流競走に発展させながら、これまで数多くの日本馬を招待。そこで活躍した日本馬は競走馬としてだけでなく、繁殖馬として国際的価値を高めることになり、日本の軽種馬生産を通じた畜産振興に貢献している。
また、同氏は国際競馬統括機関連盟(IFHA)およびアジア競馬連盟の会長として、副会長国である日本とともに国際的な連携・協調関係の下、競馬の振興と発展のために尽力している。
なお、外国人競馬関係者に対して日本政府から叙勲が行われるのは10年のルイ・ロマネ氏(当時IFHA会長)に続き、2人目となる。
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