「NHKマイルC・G1」(5月5日、東京)
G1馬2頭を筆頭に、重賞ウイナーが9頭と豪華な顔触れとなったが、主役を務めるのは昨年の2歳マイル王に輝いた
ジャンタルマンタルだ。
新馬-
デイリー杯2歳S-
朝日杯FSと、ラ
イバルを寄せつけない圧倒的な強さで破竹の3連勝を飾った2歳時。しかし3歳を迎えると、
共同通信杯2着で初黒星を喫し、続く前走の
皐月賞も3着に敗れて連敗中。ただ、「果敢に
トライして、馬もそれに応えてくれていましたからね。馬のリズムもまずまず取れていたかな。悔いはないですし、目いっぱい頑張ってくれたと思います」と高野師に悲観の色はない。
中2週と間隔が詰まるため、今回は在厩で調整を進めてきた。28日には栗東坂路を4F59秒1-43秒0-13秒2のタイムでゆったりと登坂。指揮官は「無事に乗ることができています。
テンションは変わらず問題ないですし、いい状態で競馬に行けそうです」と順調ぶりをアピールした。
「2歳の時から人との一定の関係を築くことができる馬ですね。精神的には変わらないけど、脚さばきは2歳時よりも随分軽くなっています」と順調な成長曲線を描いている。「生まれ持った能力はやはり高いです。狭い所を割っていく強い精神力もある」と絶賛する逸材。舞台がマイルに戻るのなら、王者の椅子を簡単に譲るわけにはいかない。
提供:デイリースポーツ