園田競馬の
東京ダービー指定競走「第1回西日本クラシック」(1870メートル)が行われ、
吉村智洋騎乗の高知・
シンメデージー(牡3=打越勇)が勝ち、重賞2勝目。1番人気、地元兵庫の
オーシンロクゼロは2着だった。
高知の
シンメデージーと兵庫の
オーシンロクゼロ。注目の無敗馬対決は序盤から火花が散った。
逃げる
ミスターダーリンの直後につけた
オーシンロクゼロ。その背中を見る形で
シンメデージーが追走した。
2周目の向正面半ば。
オーシンロクゼロが動いた。すかさず追いかける
シンメデージー。そこからは2頭の一騎打ちだ。
直線半ばまでもつれる。しかし、最後に
シンメデージーが前に出て、最後は3馬身半突き放した。
吉村は能力の高さを称えた。「完勝といえる内容。コーナーで少しモタついたが、直線ではしっかり伸びた。追えば追うほど伸びる。全部が良かった」
打越勇師は「17キロ減でも馬体に寂しい感じはなかった。馬はいい雰囲気だった」と語り、アウエーでの重賞初Vに笑顔が絶えなかった。
今後は「オーナーと相談した上で」との前置きつきながら「
東京ダービー(6月5日、大井2000メートル)、
高知優駿(6月16日、高知1900メートル)の両にらみ」と打越勇師。無傷の6連勝を引っ提げ、
JRAの強豪にぶつかる姿を見てみたい。
スポニチ