マイルのJpn1「第36回
かしわ記念」が1日、
船橋競馬場で行われ、6番人気の
シャマルが逃げ切り、初めてのJpn1タイトルを手にした。
「逃げ切りのレースが続いていたし、スタートダッシュは一番速い。行ってもらおうと思っていた」と振り返った松下師の作戦が奏功した。
レースもその言葉通り、ゲートを出ると川須が促してハナへ。1コーナーを過ぎると1馬身引き離してマイペースに持ち込んだ。3コーナー手前で2番手の
ペプチドナイルが差を詰めにかかったが、そこで一気に引き離して直線へ。残り200メートルで右ステッキが入るとリードは5馬身まで広がっていた。最後は
タガノビューティーが追い込んできたが、2馬身半差をつけてゴールに飛び込んだ。
ド派手な
ガッツポーズの川須。「最高の気分です。Jpn2までは勝っていたので1を獲るのが目標だった。雨も追い風になってくれたし本当に良かった」と笑顔でレースを振り返った。次走は「順調に調整できれば、
さきたま杯(6月19日、浦和)に行きたい」と松下師。この勢いでJpn1連勝を狙うつもりだ。
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シャマル 父
スマートファルコン 母ネイティヴコード(母の
父アグネスデジタル) 牡6歳 栗東・
松下武士厩舎 馬主・金山敏也氏 生産者・北海道新ひだか町の岡田スタツド 戦績21戦10勝(南関東6戦3勝) 総獲得賞金3億3150万5000円。
スポニチ