「NHKマイルC・G1」(5日、東京)
ニュージーランドT2着の
ボンドガールは1日、嶋田(レースは
武豊)を背に美浦Wへ。折り合いをつけて直線に向かうと、最後は楽々と1F11秒2を計時した。手塚師は「気持ちの強い子なので、今回はあえて単走にしました」と満足そうにうなずいた。
昨年の阪神JFはレース5日前に放馬するアク
シデントで回避。それでも半年ぶりの復帰戦となった前走の
ニュージーランドTで2着と素質を示した。「(中3週と)間隔が詰まることに不安はない。逆に使った上積みの方が大きい」と力強い。
「“レジェンド”に2戦続けて乗ってもらえたら、こういうおてんば娘も手の内に入るだろうし、前走よりいいパフォーマンスに導いてくれるんじゃないかと期待しています」。06年
ロジック以来のレース4勝目が懸かる名手・
武豊の手腕に託す。
<調教診断>中間に一度も併せ馬をしないのはデビュー以来初めて。折り合いや
テンション面を考慮した調整ではあるが、動きの軽やかさや迫力は前走以上と断言できる。道中の折り合いも最近では一番ついていた。半年ぶりの前走を使った上積みは大きそうだ。
提供:デイリースポーツ