伝説がここから始まる。18年牝馬3冠など芝G1で史上最多の9勝を挙げた名牝
アーモンドアイの初子、
アロンズロッド(牡2=国枝、父
エピファネイア)が2日、美浦の検疫馬房を出て、母も過ごした
国枝栄厩舎へと入った。
父母を合わせてG1を11勝。競馬ファン大注目の超良血馬は報道陣を前にしても動揺ひとつ見せなかった。
国枝師は「無事に入ってきて健康そうでホッとしています。(これだけの良血で)夢のある話だね。まずはゲート試験合格。順調にいけば夏の新潟でデビュー。一度、(ノーザン
ファーム)天栄に出して、向こうで感触を見てもらってのデビューになる。皮膚が良く、芯があるように気持ちがしっかりしている。あまり浮ついていない雰囲気」
同馬は母と同じくシルクホースクラブが所有。募集総額は2億4000万円(1口48万円×500口)と、さすがの高額ぶりだ。
同クラブによれば、馬名の「
アロンズロッド」は旧約聖書に登場するモーゼが海を割った際に使用した杖の名前。G1の勝負どころでモーゼのごとく馬群を割る姿が、すでに見えるようだ。
スポニチ