「兵庫大賞典」(2日・園田)
開催最終日の11Rで行われ、1番人気の
タイガーインディが道中3番手から4角先頭で押し切って重賞2勝目を挙げた。5馬身差の2着は2番人気の
ドンカポノが5番手から末脚を伸ばして続き、3着には7番人気の
ナムラタタが7番手から直線で浮上して入った。
タイガーインディが格の違いを示した。4角先頭から直線に入ると、さらに加速して上がり最速で完勝。「枠が良かった。今回は絶対の自信の仕上がりで負けられなかった」と保利平師。前走の
黒船賞・Jpn3(3月26日・高知)は、1日の
かしわ記念・Jpn1(船橋)も勝ったJRAの
シャマルの3着。地元馬相手に死角はなかった。
好スタートを決めた
タイガーインディは、うまく折り合って3番手で追走。「返し馬はいつもと変わらず、やる気満々。前の2頭が垂れてきたので仕掛けた」と
広瀬航。3角で逃げる
ディアタイザン、2番手の
ケンジーフェイスのペースが緩むと、スパートした
タイガーインディが手応えの違いを見せ付けた。
JRAオープンクラスから転入して1400メートルの重賞で2勝。短距離での適性を伸ばし続ける。次走は同じ距離の地方全国交流重賞の
オグリキャップ記念(5月23日・笠松)を予定。「馬の状態が良ければ行きたい。今年は充実しているので、ダート
グレード競走も狙って行けるように」と保利平師。最終的にはJBCス
プリント・Jpn1(11月4日・佐賀)を視野に入れて、愛馬の強化を図る。
提供:デイリースポーツ