6月の
鳴尾記念、あるいはサマー2000シリーズへと続くレースで、広い新潟競馬場を大きく使うワンターンの2000mハンデ戦。過去10年でトップハンデ馬は[3-3-1-12]で、1番人気馬[0-2-3-5]。瞬発力よりも長く良い脚を使える馬がレースを有利に進められる印象だ。
◎
ヨーホーレイクは一昨年の
日経新春杯優勝馬で、
金鯱賞3着。
きさらぎ賞2着、
ホープフルS3着、
皐月賞5着、
日本ダービー7着だから世代上位の力を示した1頭だったが、
日本ダービーのあとは目の外傷によって予定していた
神戸新聞杯を回避。休み明けの
日経新春杯で異世代馬相手に重賞制覇。その後は屈腱炎を発症して2年2か月ぶりの実戦となった前走で力のあるところを見せた。新潟競馬場は初めてだが、左回りは
日本ダービー含め[1-1-1-1]。馬格のある馬だけに59kgはこなしてほしい。
〇
レーベンスティールは
セントライト記念優勝馬。東京競馬場のデビュー戦で
ソールオリエンスと一騎打ちを演じ、同じく東京競馬場の3歳1勝クラスは5馬身差圧勝。
セントライト記念では
ソールオリエンスを完封してる。遠征した
香港ヴァーズは全く力を出せなかったが、むしろ参考外。新潟競馬場は初めてだが、左回りに不安はなく、逆転も十分だ。
▲
セルバーグは
中京記念優勝馬で、前走の
小倉大賞典は3着。この時は半マイル通過46.0秒で、1000m通過57.2秒。逃げ、先行馬にとっては厳しい流れとなったが、勝ち馬から0.3秒差3着と見せ場を作った。すんなりと行ければしぶとい馬。今回は1ハロン延長で、初めての2000mがポイントになりそうだが、同型馬不在の今回は見せ場以上の期待ができる存在だ。
△
ヤマニンサルバムは
中日新聞杯優勝馬。やや間隔が空いていたのも影響したか、前走の
金鯱賞は前半3ハロン35.0というハイペースだったが、それでも1〜2角で折り合いを欠いてしまった。見直したい。
中山金杯3着△
マイネルクリソーラ、強烈な末脚を武器に3勝クラス特別、
福島民報杯を連勝中の△
リフレーミングと、3歳春には
プリンシパルS2着がある△
キングズパレスも候補に入れておきたい。