「
ケンタッキーダービー・米G1」(4日、
チャーチルダウンズ)
150回目を迎えた
ケンタッキーダービー(ダート2000メートル)に日本馬2頭が出走し、
坂井瑠星騎乗のフォーバーヤング(牡3歳、栗東・矢作)は3着、
木村和士騎乗の
テーオーパスワード(牡3歳、栗東・高柳大)は5着だった。10番人気の
ミスティックダン(牡3歳、米国)が激戦を制した。
フォーエバーヤングのオーナーは「ウマ娘」で知られるサイバーエージェント社長の藤田晋氏。サウジダービー、UAEダービーを制し、無傷の5連勝で米クラシック3冠第1戦に挑んだ。出遅れながらも、猛烈な追い上げでゴール前は上位3頭のたたき合いとなったが、歴史的快挙にはわずかに及ばなかった。
坂井は「悔しいの一言です。この素晴らしいレースに騎乗させていただいたことを感謝したい。競馬にいくと、(
フォーエバーヤングが)すごく良い状態で、あそこまでいけたなら勝ちたかったです」と惜敗を振り返る。矢作師も同じく「ただ一言、悔しいです。馬は素晴らしかった。すごく頑張ってくれました。日本の馬にとって全く慣れない環境のなかで、これだけ走れる彼には本当に頭が下がります。ただ、あそこまで行ったので勝ちたかった。この経験は今後に生かさなければなりませんし、間違いなく生きてくると思います。世界一の馬になれるように一緒に歩んでいきたい。応援してくださった皆様、すみませんでした」と勝利を逃した悔しさをにじませた。
提供:デイリースポーツ