「
ヴィクトリアマイル・G1」(12日、東京)
今年のヴィクトリアMは2強ムード。昨年のローズSで1分43秒0の日本レコードを記録し、
秋華賞で女王
リバティアイランドに詰め寄って1馬身差の2着となった
マスクトディーヴァが、2度目のG1挑戦で初制覇を狙う。
秋華賞後は
東京新聞杯で6着に敗れたが、これは出遅れが影響したもの。前走の阪神牝馬Sを制して、勢いがある。辻野師は「昨年の秋よりも一段階、中身が入ってきました」と成長を口にする。
昨秋から本格化したのが
ナミュールだ。マイルCSでG1初制覇を達成し、その後は海外を転戦。
香港マイル3着、
ドバイターフ2着と、世界の強豪を相手に善戦した。昨年の当レースでは道中で不利があり、スムーズさを欠いて7着に敗れたが、府中マイルはベストの舞台だ。
今年に入って力をつけているのが
コンクシェル。2月に準オープンを制すと、続く中山牝馬Sも勝って重賞初制覇を成し遂げた。スピードは上位のものがある。
阪神牝馬S2着の
ウンブライルは、今回と同舞台で行われた昨年のNHKマイルCで2着の実績がある。コース変わりはプラス材料となる。
他では22年
秋華賞の覇者で、復帰戦となった前走の
大阪杯で8着の
スタニングローズ、昨年の牝馬3冠で好走した
ハーパー、4日に実戦復帰したルメールとコンビを組む
フィアスプライド、決め手はここに入っても上位の
モリアーナにも注目だ。
提供:デイリースポーツ