史上3人目の快挙なるか。
横山琉人騎手が
ヴィクトリアマイル(4歳上牝・GI・芝1600m)の
フィールシンパシー(牝5、美浦・
小島茂之厩舎)で
JRA・GI初騎乗初制覇を狙う。
横山琉人騎手は21年デビューの21歳。これまで
JRAで通算69勝。重賞には8回騎乗し、
フィールシンパシーで昨年の
ターコイズS、今年の
福島牝馬Sと2着が2回ある。
そして待ちに待ったGI初挑戦の今回、もちろんパートナーは
フィールシンパシーだ。実績では見劣るものの、目下の充実ぶりは目を見張る。今回と同舞台だった昨秋の
紅葉Sは1分31秒9の好時計勝ち。「裏街道」を歩んできたので地味に映るが、ここでも通用する下地はある。
JRA・GI初騎乗で勝てば、88年
オークス・
コスモドリームの熊沢重文騎手、91年
天皇賞(秋)・
プレクラスニーの
江田照男騎手に続き、33年ぶり3人目。勝手知ったる相棒とともに大仕事なるか、若武者らしい思い切ったレース運びを期待しよう。