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【新潟大賞典】ヤマニンサルバム逃走V! 7勝全て左回りに中村師苦笑い「右でもやれると…」

スポニチ
  • 2024年05月06日(月) 04時43分
 軽快なリズムに乗って逃げ切りV。春の新潟の名物ハンデ古馬G3「第46回新潟大賞典」が5日に行われ、斎藤新(23)騎乗の7番人気ヤマニンサルバム(牡5=中村)が重賞2勝目を挙げた。

 長い向正面の直線を使った先行争いは、逃げると思われたセルバーグが発馬でつまずき波乱のスタート。流れが緩むとみるや大外枠からヤマニンサルバムが先手を主張した。「サルバムの力を出せれば勝てると思って乗った。ペースが遅くて番手で控えると力みそうだったのでハナへ」と斎藤。これが好判断。後続をやや離した逃げでペースは前半5F61秒6のスロー。余力を持って直線に向いたダークホースを捉え得る末脚を使える馬はいなかった。

 7勝全てが左回りの個性派。中村師は「普段のバランスは悪くなくて右回りでもやれるとは思っているが、左回りで結果が出ているのでね」と苦笑い。重賞タイトルを積み重ね、「次はまた考えます。賞金を稼いでどこでも使えるわけではなくなったので、上のクラスのレースも考えていかないと」と今後を展望した。鞍上は「まだまだ活躍できる馬」とさらなる飛躍を期待する。6歳まで一線級で戦った父イスラボニータ譲りの成長力。サルバムはまだまだ5歳。その視界にビッグタイトルも入ってきた。

 ◆ヤマニンサルバム 父イスラボニータ 母ヤマニンエマイユ(母の父ホワイトマズル)19年4月9日生まれ 牡5歳 栗東・中村厩舎所属 馬主・土井肇氏 生産者・北海道新冠町の錦岡牧場 戦績22戦7勝(重賞2勝目) 総獲得賞金1億9591万1000円 馬名の由来は冠名+即興演奏(ラテン語)。

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