名古屋競馬場で5月6日(月)に行われる
名古屋グランプリ(4歳上・JpnII・ダ2100m)。これまでは暮れに行われていたが、今回から
名古屋大賞典と実施時期を入れ替え、
帝王賞への前哨戦となった。
出走馬は12頭だが、
JRA勢が中心になりそうだ。連覇を狙う
ディクテオン、得意の右回りで巻き返し期す
ノットゥルノ、重賞初制覇かかる
キリンジなど強力メンバー。地方馬は地元の
アンタンスルフレや、高知転入初戦となる
ヒロイックテイルらがどこまで太刀打ちできるか。発走予定日時は6日(月)の16時55分。主な出走馬は以下の通り。
■
ディクテオン(セ6、栗東・
吉岡辰弥厩舎)
昨年の
浦和記念は最後方から豪快にマクリ、2馬身半差の圧勝で重賞初制覇。続く
名古屋グランプリでは、前が競り合う展開を冷静に構え、最後は外からねじ伏せるように差しきって重賞連勝を決めた。その後の2戦はともに4着だが、距離や流れが向かなかった印象。相手関係が楽になった今回は巻き返しを期す一戦となる。
■
ノットゥルノ(牡5、栗東・
音無秀孝厩舎)
3歳時に
ジャパンダートダービーでJpnIタイトルを獲得。古馬と合流した後も、22年の
東京大賞典、23年の
JBCクラシックで2着に入るなど、随所で見せ場をつくってきた。今年の
佐賀記念では59kgの斤量を背負いながら、4コーナーからひとまくりで4馬身差の圧勝。改めて右回り+中距離への高い適性を示しており、今回もチャンスあり。
■
ヒロイックテイル(セ7、高知・
田中守厩舎)
近親に
ローマンレジェンド、
ミラクルレジェンドなど砂の名馬がいる良血馬。
JRA時代は2000m前後を主戦場としており、計5勝を挙げている。中でも今回と同じ2100mの距離は、うち3勝を飾っている得意距離。近走成績は少し目立たないが、地方移籍をきっかけに息を吹き返すか。01年
ミツアキサイレンス以来の地方馬Vを狙う。
そのほかにも、前々走の
佐賀記念で2着に入った
キリンジ(牡4、栗東・
佐々木晶三厩舎)、昇級初戦で重賞初制覇を狙う
エクセスリターン(牡5、栗東・
野中賢二厩舎)、ベテラン横山典騎手が手綱を執る
レッドファーロ(牡5、栗東・
松永幹夫厩舎)などが出走を予定している。