ウオッカ、
ブエナビスタ、
アーモンドアイ、
グランアレグリア、
ソングラインなど、数々の名牝が優勝馬に名を連ねる春の最強牝馬決定戦。ス
プリンターから中距離馬まで様々な路線からメンバーが集まるため、思わぬ波乱が起きることも珍しくない。
1.前走負けた馬が巻き返す
過去10回で、前走を勝っていた馬は[0-3-0-36]で複勝率7.7%しかない。対して、前走2〜5着だった馬は[4-6
-8-44]で複勝率29.0%、6着以下だった馬は[6-1-2-65]でも複勝率12.2%、勝ち馬も6頭出している。
2.穴は逃げ先行馬
15年は大逃げを打った18番人気の
ミナレットが3着、2番手を追走した12番人気の
ケイアイエレガントが2着に入って3連単2千万円を超える大波乱となった。また、20年は12番人気の
トロワゼトワルが逃げて4着、一昨年も逃げた18番人気の
ローザノワールが僅差の4着と、前に行った伏兵があわやの走りをしている。直線の長い東京なだけあって、差し脚のある実力馬が台頭するケースも当然あるが、馬券で夢を見るなら逃げ先行の伏兵だ。
3.前走GIの馬は信頼度が高い
前走が重賞以外の馬は過去10年間で10頭いて馬券に絡んだことはない。前走GIIIが[1-5-1-44]で複勝率13.7%、GIIが[4-4-5-67]で複勝率16.3%。前走GIの馬は[4-1-4-20]で複勝率31.0%と断然信頼度が高い。なお、近年増えている海外遠征帰りの馬は[1-0-0-4]となっている。
ナミュールは前走が
ドバイターフ2着で海外遠征帰り。データ的には分からないところがあるが、近走の成績がここでは断然と言って良いだろう。東京コースも富士Sを勝っていて相性は良いし、ここも好走確率は高そうだ。信頼したい。