無傷の3連勝で
皐月賞を制した
ジャスティンミラノ(栗東・
友道康夫厩舎)。前走後は栗東に在厩したまま調整を続けており、次走は
日本ダービー(5月26日・東京芝2400m)への出走を予定。今朝8日はレースに向けた2週前追い切りを行っている。
荻野琢真騎手(レースは
戸崎圭太騎手)が跨り、CWでの併せ馬。相手は
目黒記念(5月26日・東京芝2500m)への出走を予定している
サトノグランツで、これに先行する形となった。
6F標識を通過するところで2馬身ちょっと前。決して速いラップを踏んでいるようには見えなかったが、気分よく向正面を駆け抜けていき、3コーナーから4コーナーでもリズムよく走ることができていた。
最後の直線に向いて、内から相手が差を詰めてきて、ラスト1F標識あたりでは簡単に追い抜かれてしまうかもという勢いの差。しかし、相手が並びかけてくると楽に加速して、勢いが逆転したような走り。ゴールでは同入でのフィニッシュとなった。
時計は6F81.4〜5F66.2〜4F51.4〜3F36.2〜2F22.4〜1F11.0秒。先行していたということもあるが、体が起きた形でフォームが安定して、しっかりと推進する走り。個人的にはこれまでのCW追い切りの中で最も良く見えた。レース後に在厩したままの調整は今回が初めてとなるが、2週前追いの印象だけで判断すれば、かなり良い方に向いている気がする。
(取材・文:井内利彰)