川崎競馬で“カンパイ”2発の珍事-。8日の川崎競馬4R(ダート900メートル。12頭立て)で最後の枠入りとなった12号馬の係員が、まだゲート内にとどまっている間にゲートが切られるハプニング。慌てて係員は外へ逃げたが、あわや大惨事になるところだった。レースは不成立となった。
発走委員は“真正なスタートではない”として赤旗を振り“カンパイ”(スタートのやり直し)をアピール。ただ、それをジョッキーに知らせるコース上の係員が早めに退いたため、気づかず全頭がゴールイン。「全頭がかなりの距離を走ったため」として全頭除外と競走取りやめ(不成立)が場内にアナウンスされたが、のちに
パトロールビデオは流されたものの、どこが真正なスタートではなかったのかの説明はファンになされないままだった。
レース後、発走委員室には調教師や関係者が詳しい説明を求めて押し寄せ、当該発走委員から「ゲートが勝手に開いてしまった」の説明に
ヒートアップ。一時騒然として険悪なムードとなった。馬券は全て払い戻しとなった。なお、全頭が走り切った状況で不成立となったのは、直近では2020年4月2日の笠松競馬5Rがある。
また、続く7R(12頭立て)では(6)号馬がゲート内で暴れて突進し
フライングスタート。この日2度目の“カンパイ”となる珍事。(9)
ピースリアンが「かなりの距離を走ったため」として除外され、こちらはスタートのやり直しでレースは成立した。
提供:デイリースポーツ