昇級戦も突破するか。名牝
アーモンドアイの甥となる
ナムラブーニン(牡3、栗東・
高橋一哉厩舎)が、土曜京都9Rのあずさ賞(3歳・1勝クラス・京都芝2000m)でデビュー2連勝を狙う。
ナムラブーニンは父
グレーターロンドン、
母パンドラズホープ、母の
父キングカメハメハの血統。母は6戦未勝利だが、祖母の
フサイチパンドラは06年の
エリザベス女王杯の覇者。叔母の
アーモンドアイは18年に牝馬3冠を達成するなど、GIを9勝した歴史的名牝だ。
4月の未勝利(福島芝1800m)でデビュー。既走馬相手で単勝105.7倍の11番人気だったが、後方から大外一気の差し切り。距離ロスも何のその、力が一枚上といった勝ちっぷりを見せた。その後はここ目標に調整。しっかりと攻めをこなし、順調そのものといえる。
今年3月に開業した
高橋一哉厩舎は、栗東の注目株だ。同時に開業した他厩舎よりも少ない14馬房ながら、ここまで中央で4勝、地方で1勝の計5勝。これは
福永祐一厩舎と並んでルーキートップタイだから凄い。ここで厩舎初の特別勝利となるか。若き指揮官を熱くさせる走りを期待したい。