◆第26回
京都ハイジャンプ・JG2(5月11日、京都・芝3930メートル、良)
京都で行われた第26回
京都ハイジャンプ・JG2は6番人気の
サンデイビスが重賞初挑戦V。21年12月開業の
村田一誠調教師(45)=美浦=も初タイトルとなった。
初めての3930メートルでスタミナが存分に生きた。重賞初挑戦の
サンデイビスが、後方からじわじわポジションを上げ、3周目の向こう正面では好位。最終コーナーで先頭に立つと、ラ
イバルを突き放して5馬身差の完勝を決めた。上野は「展開ひとつと思っていました。前走が上でもやれそうな内容でしたし、もともと距離が延びてと思っていました」と22年
東京ジャンプS以来、自身2度目の重賞勝利を喜んだ。
21年12月に開業した村田厩舎は、待望の初タイトル。村田調教師は「強かったね。馬は絶好調だったし、たぶん勝つと思っていた。本当に騎手のおかげ。付きっきりで調教に乗ってくれて、自信を持って乗ってくれた」と鞍上をたたえた。
騎手時代に村田師の師匠だった藤原辰元調教師は、04年にJG1を2勝した
ブランディスを育てた。21年12月20日に勇退した際に、村田師は
サンデイビスもスタッフも引き継いだ。「師匠から『障害馬は大きいところにすぐ行ったらダメだ』と言われていて。経験を積みながら力をつけてくれた」と感謝した。夏は充電にあてる予定。秋にさらなる高みを目指していく。(玉木 宏征)
サンデイビス 父
ジョーカプチーノ、
母ピントゥハティ(
父アドマイヤムーン)。美浦・
村田一誠厩舎所属の牡6歳。北海道日高町・株式会社ケイズの生産。通算34戦8勝(うち障害9戦3勝、地方4戦4勝)。総獲得賞金は9789万円。重賞初勝利。馬主は(株)加藤ステーブル。
スポーツ報知