東京11Rの第19回
ヴィクトリアマイル(4歳以上GI・牝馬・芝1600m)は14番人気
テンハッピーローズ(
津村明秀騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分31秒8(良)。1馬身1/4差の2着に4番人気
フィアスプライド、さらにクビ差の3着に1番人気
マスクトディーヴァが入った。
テンハッピーローズは栗東・
高柳大輔厩舎の6歳牝馬で、父
エピファネイア、
母フェータルローズ(母の
父タニノギムレット)。通算成績は24戦6勝。
レース後のコメント
1着
テンハッピーローズ(
津村明秀騎手)
「最後の直線は無我夢中で必死に追いましたが、直線がとても長く感じました。左回りが良いことは分かっていましたから末脚を信じて、4コーナーを上手くいってくれたらと思っていましたが、最高の形で直線に向けました。人気はありませんでしたが、チャンスはあると思っていました。
GIレースはもう勝てないかもと、ここまで長くて長くて。でも諦めてはいけないと、GIに乗れるように朝から最終レースまで頑張ってきました。ここまで、家族の支えが一番大きいです。妻と息子二人はサッカーの試合を観に行っていますが、帰ったら抱きしめたいと思います。GIをやっと勝ちましたが、これで終わりではありません。これからも頑張ります」
(
高柳大輔調教師)
「嬉しいの一言です。長い年月をかけて1600mの距離に向けて進めてきました。馬に教えていく形で、距離を少しずつ延ばしてきました。作戦会議などはなく、ずっと乗ってもらっている津村騎手にお任せしていました。道中はいいところにつけられたと思いました。
最後は声を出して応援しました。ジョッキーには感謝しかありません。今後についてはまだ何も考えられていなくて、冷静になってからオーナーと相談しようと思います。6歳牝馬ということであまり人気はありませんでしたが力を示すことができたと思います。これからも応援よろしくお願いします」
2着
フィアスプライド(
C.ルメール騎手)
「良い枠でしたし、良いポジションを取れて、ずっとスムーズな競馬でした。だんだん加速してくれましたが、フワッとしてしまいました。最後は精一杯の感じでした。それでもGIではベストパフォーマンスができたと思います」
3着
マスクトディーヴァ(J.モレイラ騎手)
「ゲートの中で
テンションが高くなるところがありましたが、タイミングよく出られて、悪くないスタートを切りました。だいたいイメージ通りのポジションでしたが、周りの馬の動きから、スムーズな競馬ができませんでした。自分のベストを出せずに残念な結果に終わりました。しかし、レース中にいろいろあっても頑張ってくれて馬には感謝したいです」
4着
ドゥアイズ(
鮫島克駿騎手)
「外枠でしたが、ある程度インで脚を溜める意識で行きました。直線では、人気馬が上がっていく時にすぐ横でしっかりとマークしつつ、良い形で抜けてきました。他の馬にぶつけられて怯むところがありましたが、不利があった中よく伸びてくれました」
5着
ルージュリナージュ(
横山和生騎手)
「よく頑張ってくれました。ゲートの中で良い姿勢で待っていましたが、一歩目は速くありませんでした。それも頭に入れて、リズムを大事にしました。直線では2呼吸ぐらい待って、一瞬3着はあるかなという脚でした。広いコースが良いのかなと思います。距離は1600mから1800mぐらいが良いと思います」
6着
ウンブライル(
川田将雅騎手)
「現状できる精一杯の走りで、最後まで頑張ってくれました」
8着
ナミュール(
武豊騎手)
「初めて乗ったので比較はできませんが、最後に追い出しても切れる脚を使えず、最後までジリジリという感じでした。この馬本来の決め手が出ませんでした。残念です」
9着
スタニングローズ(
西村淳也騎手)
「具合が良かったですし、良いポジションを取れたのですが...」
ラジオNIKKEI