阪神JF惜敗の鬱憤を
桜花賞で晴らした
ステレンボッシュ。鞍上の好騎乗も光ったが、ぶっつけ本番で臨んでGIを制したように非常にポテンシャルが高い。
オークスも当然勝ち負けだろう。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■5/19(日)
オークス(3歳・牝・GI・東京芝2400m)
新馬戦の勝利が札幌芝1800m。その後は前走の
桜花賞までマイル路線を歩んでGIを奪取した
ステレンボッシュ(牝3、美浦・
国枝栄厩舎)。今回は800mの距離延長になるが、血統や胴長の体型からむしろプラス材料だろう。直線どこまでも伸びていきそうな末脚からも東京の2400mという舞台はむしろ合っている。
アパパネ、
アーモンドアイと名牝を輩出する国枝厩舎というのも心強く、二冠の可能性は高そうだ。鞍上は
戸崎圭太騎手。
桜花賞3着の
ライトバック(牝3、栗東・
茶木太樹厩舎)だが、最後方から驚愕の上がり32秒台を駆使した大外からの末脚は圧巻だった。
エルフィンSでは
チューリップ賞勝ち、
桜花賞4着の
スウィープフィートを退けている。粗削りな面も影を潜めて成長一途。タイプ的にこの条件も合いそう。鞍上は
坂井瑠星騎手。
クイーンズウォーク(牝3、栗東・
中内田充正厩舎)は
桜花賞で内に入って窮屈な競馬になり伸び切れなかったが、
クイーンCの勝ちっぷりからポテンシャルでは劣らない。東京に舞台が替わるのは歓迎材料、距離延長も体型や血統から歓迎材料と言えるだろう。巻き返しを期待したい。鞍上は
川田将雅騎手。
その他、順調にレースへ臨める今回が真価を問われる
チェルヴィニア(牝3、美浦・
木村哲也厩舎)、東京コースでの経験が豊富な
アドマイヤベル(牝3、美浦・
加藤征弘厩舎)、
桜花賞4着からここへ臨む
スウィープフィート(牝3、栗東・
庄野靖志厩舎)、3連勝と勢いに乗る
コガネノソラ(牝3、美浦・
菊沢隆徳厩舎)などが上位を狙う。発走は15時40分。