東京競馬場で5月19日(日)に行われる
オークス(3歳牝・GI・芝2400m)。
桜花賞馬
ステレンボッシュ(牝3、美浦・
国枝栄厩舎)が二冠達成とともに“史上初”の記録を狙う。
ステレンボッシュは父
エピファネイア、
母ブルークランズ、母の父
ルーラーシップの血統。5代母が
Highclereなので、
ディープインパクトや
ブラックタイドをはじめ、
ウインクリューガー、
ゴルトブリッツ、
レガレイラなど数多くの活躍馬と同牝系にあたる。
これまで5戦3勝。新馬勝ちのあと、
サフラン賞2着を挟んで、
赤松賞で2つ目の白星を手にする。続く阪神JFでは上がり最速の末脚で追いこんだが、先に抜け出した
アスコリピチェーノをとらえきれず2着。前走の
桜花賞には暮れからの直行で挑み、3/4馬身差を付けて2歳女王にリベンジを果たした。
1970年にビクトリアCが創設され、牝馬三冠が成立してから半世紀以上が経った。これまで
桜花賞→
オークスで二冠を達成した馬は、三冠馬を含めて13頭いるが、連続して生まれたのは75年〜76年、86年〜87年、09年〜10年、そして現在継続中となる22年〜23年なので2年連続が最高。もし、
ステレンボッシュが樫の女王に輝けば、史上初となる3年連続での「桜→樫の二冠馬」誕生となる。これまでのジンクスを破って新記録を達成するとともに、
秋華賞での快挙へと期待をつなげてほしい。
【
桜花賞→
オークスの二冠馬】
75年
テスコガビー76年
テイタニヤ86年
メジロラモーヌ(※)
87年
マックスビューティ93年
ベガ03年
スティルインラブ(※)
09年
ブエナビスタ10年
アパパネ(※)
12年
ジェンティルドンナ(※)
18年
アーモンドアイ(※)
20年
デアリングタクト(※)
22年
スターズオンアース23年
リバティアイランド(※)
※三冠馬