「第69回
大井記念」が15日、
大井競馬場で行われた。1番人気の
サヨノネイチヤが直線抜け出し優勝、7連勝するとともに重賞3連勝を飾った。同馬と2着
バーデンヴァイラーには「第47回
帝王賞」(Jpn1、6月26日、大井)への優先出走権が与えられた。
スタート直後、
バーデンヴァイラーがスッとハナに立つと2番手
ランリョウオーの内に潜り込んで3番手を追走。淡々と流れるペースにも折り合いはピタリ。4コーナーでバーデンが引き離しにかかったが、内ラチ沿いを一気に進出。直線を向いたところで目標はバーデンただ1頭。右ステッキの連打で馬体を並べたのが残り200メートル。残り100メートルできっちりかわしてゴールに飛び込んだ。
「4コーナーでも十分手応えがあって進路が開けば、という感じだった。
帝王賞が目標だったので自信を持って向かいたい」と西は満足そうな表情で先を見据えた。「次(
帝王賞)があるので目いっぱいの仕上げではなかったが、これでどこまでやれるか、と送り出したが期待以上の内容だった」と手応えをつかみ取ったのが坂井師。地方代表として
JRA勢撃破へ、舞台装置は整ったようだ。
◆
サヨノネイチヤ 父
ダノンレジェンド 母オムスビ(母の
父オレハマッテルゼ) 牡5歳 大井・
坂井英光厩舎 馬主・吉岡泰治氏 生産者・北海道浦河町の木村牧場 戦績14戦12勝 総獲得賞金8994万円。
スポニチ