美浦Wコースでは
チェルヴィニアが3頭併せで手応え良し。休み明けを叩いて上昇ムードだ。
桜の雪辱は樫の舞台で果たす。
チェルヴィニアはWコースで3頭併せ。先行する
ガルサブランカ(3歳1勝クラス)を目標に2番手追走。直線で最内
ヒップホップソウル(4歳オープン)との間に入り、3頭でびっしり馬体を併せた。力強い脚さばきで6F84秒4〜1F11秒6。楽々と馬なりで併入した。木村師は「実戦を想定したプランを立てて計画通りに調教を行えた」と納得の表情を見せた。
1週前追いはラストで強めに追われて6F81秒1〜1F11秒1。休み明けの前走
桜花賞は13着ながら、中間の状態は上昇一途だ。「1週前の追い切り後は、私もスタッフも日ごとに馬のプラスの変化を感じている。今週もアグレッシブに
ポジティブな気持ちで調教に取り組めると思っていた」と師。最終追いにまたがった太田助手も「フィジカル的にも前走前より良い状態で、息遣いもグンと良くなっている。何とか巻き返したい」と上昇度に自信をのぞかせた。
昨年の
アルテミスSで重賞初V。
母チェッキーノは16年
オークスで2着。東京への舞台替わりは望むところだ。手綱を取るルメールも「凄く良い馬。スタートにもよるがミドルポジションで
リラックスできたら最後に良い脚を使えると思う」と自信満々。自身は一昨年の
スターズオンアースなどで
オークス3勝をマーク。「トップコンディションなら良い結果を出せると思う」。母の背中も知る名手が
チェルヴィニアを雪辱Vへとエスコートする。
スポニチ