NPO法人の引退馬協会は16日、4月16日から前日(15日)まで行った「
ナイスネイチャ・
メモリアルドネーション 2024」で7488万9338円の寄付があったと発表した。
91〜93年の
有馬記念3年連続3着などで大人気の
ナイスネイチャは、昨年5月30日に35歳で天寿をまっとうした。
引退馬協会は引退馬支援の輪を広げるために17年に
ナイスネイチャの誕生日(4月16日)に合わせて寄付金を募る「
ナイスネイチャ バースデードネーション」を始めた。
初回は目標50万円に対し19万8500円にとどまったが、潮目が変わったのが21年。
ナイスネイチャが競走馬を擬人化した育成ゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」に登場。庶民的で善戦止まりという、いじらしいキャラクターが新規ファンを掘り起こし人気が再燃した。
昨年は7402万1008円の寄付があり、
ナイスネイチャがこの世を去って迎えた今年は、同馬の名前を残す形で「
ナイスネイチャ・
メモリアルドネーション 2024」として継続し、昨年を超えて過去最高の寄付金となった。
公式サイトで沼田恭子代表理事は、「会期終盤、まさに怒涛の末脚で昨年のご寄付総額をあっという間に抜き去ったことに本当に驚きました。改めまして、皆さまに厚く御礼申し上げます。今年も引き続き、多くの引退馬を次の馬生に繋ぐことができるようになりました。一頭一頭の健康状態や年齢、性格など把握しながら、これからも丁寧に次の馬生に繋いでいきたいと思います」とコメントした。
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