東京競馬場で5月26日(日)に行われる
日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)。目前に迫る競馬の祭典で、今年生まれる可能性がある“史上初”の記録とは。84年の
グレード制導入以降のローテーションから、その可能性を深堀りする。
今年の出走予定となっている登録馬18頭を見ると、前走
皐月賞が11頭、
青葉賞が2頭。
NHKマイルC、
スプリングS、
京都新聞杯、
京成杯、
プリンシパルSが1頭ずつとなっている。
1984年以降の40回で最も勝ち鞍が多いのは
皐月賞組の30頭。以下、
NHKマイルC、
京都新聞杯が3頭ずつ。
桜花賞、
毎日杯、
すみれS、
若葉賞がそれぞれ1頭。なので今年は、
青葉賞、
スプリングS、
京成杯、
プリンシパルSからの転戦馬が勝利すれば、いずれも初の事例となる。
まずは
トライアル組から。「ダービー×ローテーション」の話題で、必ずと言っていいほど注目される
青葉賞組。オープン特別やGIII時代も含めて110頭がチャレンジしているものの、8頭いる2着が最高で勝利した馬はいない。同じく
プリンシパルS組も不振。こちらも白星を挙げた馬は無く、連対したのも96年
ダンスインザダークのみ。ただし3着は4頭おり、15番人気、6番人気、8番人気、16番人気といずれも人気薄だった。
また、史上初ではないが、同じくダート実績馬の
サンライズジパングにも快挙がかかる。
JRAのダート競走で勝利を挙げ、その後にダービーを制した馬は89年
ウィナーズサークルただ一頭。35年ぶりの記録が生まれるか注目したい。
【勝てば84年以降初となる前走からのローテ】
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青葉賞シュガークンショウナンラプンタ■
プリンシパルSダノンエアズロック■
スプリングSシックスペンス■
京成杯ダノンデサイル(
皐月賞で競走除外のため)