ヴィクトリアマイルの
テンハッピーローズで悲願のG1ジョッキーとなった津村が「2週連続」に燃えている。
キャリア21年目の苦労人は「レース当日や月曜日は本当に勝ったのかな?という感じはあったが、トレセンに来ていろんな方から祝福されてG1ジョッキーになったんだな、と」と実感が湧いた様子。大金星を挙げた当日、最愛の家族はサッカー観戦をしていたと思いきや「実は車の中でリアルタイムで見てくれていたみたいです。今週は家族の前で勝つのが目標です」と笑顔を見せた。
G1史上4位の単勝208・6倍の驚がくVを演じた先週に続き、今週コンビを組む
ミアネーロに懸ける思いも強い。ここまで津村とのコンビでは2戦2勝。前走
フラワーCを勝って大舞台へつなげた。「
フラワーCを勝った時から、もっと上を狙いたいなと思っていた。自信を持って馬を信じてレースに挑みたい」と意気込んだ。
枠順は1枠1番。林師は「もう少し外めの枠が良かった」としつつも「前走(5枠5番)で内をさばいて勝っている。今回もロスなく運んでいい競馬をしてほしい。あとはジョッキーに任せます」と津村に全権委任した。一発を狙うにはもってこいの最内枠。ノリノリの38歳が今週も府中の大観衆をあっと言わせるかもしれない。(美浦取材班)
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