◆第85回
オークス・G1(5月19日、東京競馬場・芝2400メートル)
牝馬クラシック第2戦、第85回
オークス・G1(19日、東京競馬場)の枠順が16日、決定した。考察データ編は「
オークスポジション」を味方にしそうな
コガネノソラ。
その昔、「ダービーポジション」という言葉があった。1953年の33頭など20頭以上で行われるのが当たり前だった時代は1角に馬が殺到、紛れが多く「1角10番手以内」にいないと勝てないと言われていた。92年にフルゲートが18頭になって以降は聞かれなくなったが、実は
オークスにも「
オークスポジション」が存在する。
過去10年を見ると逃げ(0勝)、先行馬(1勝)に対し、中団に位置している馬は7勝と圧倒している。連対率こそ先行の16・7%に及ばないとはいえ、勝率8・6%、複勝率22・2%は他の脚質をしのぐ高い数字。
オークスは中団から速い上がりを使える馬を狙うのが今も
セオリーとしてある。
桜花賞組を筆頭に該当する馬は多いが、見逃せないのが
スイートピーSを大外から差し切った
コガネノソラだ。
過去10年、
オークスまでに
JRAで3勝以上した馬は【67621】。3着内率47・5%で、毎年1頭以上が連対している。今年は
ステレンボッシュ、そして
コガネノソラの2頭だけ。22年に10番人気の
スタニングローズが2着に入っており、データから軽視はできない1頭と言える。(松末 守司)
スポーツ報知