スマートフォン版へ

【平安S】3連単16万1560円の波乱決着 5番人気馬が鮮やか逃走劇でJRA重賞初制覇

スポーツ報知
  • 2024年05月19日(日) 06時30分
◆第31回平安S・G3(5月18日、京都・ダート1900メートル、良)

 第31回平安S・G3が18日、京都競馬場で行われ、5番人気のミトノオーが鮮やかに逃げ切って重賞2勝目を飾った。松山は同レースでは2年ぶり2勝目。牧調教師は14年ぶりのJRA重賞勝ちとなった。2着に3番人気のハピ、3着に10番人気のメイショウフンジンが続き、3連単は16万1560円の波乱だった。

 最後まで脚いろは鈍らず、逃亡劇を演じきった。ミトノオーは松山のゲキに応えるように、グッとハミを取り力強く脚を伸ばす。猛追するハピを首差封じ、先頭でゴールに飛び込んだ。「最後は接戦でしたが、馬に余裕がありました。しぶとかったですね」と22年のテーオーケインズ以来、同レース2勝目となった鞍上は踏ん張りをたたえていた。

 一人旅に持ち込めたことが大きな勝因だ。2番枠から好発を決め、出ムチを入れるメイショウフンジンを尻目に悠々とハナへ。松山は「外に同型がいたので、スタートを決めて主張する姿勢を見せたかった」ともくろみ通りの展開に持ち込んで、最後の粘りにつなげた。

 昨年の兵庫チャンピオンシップ・交流G2以来のタイトルで、JRA重賞は初制覇。13年の皐月賞などG13勝の父ロゴタイプに、産駒初のJRA重賞のタイトルをプレゼントした。「今後も楽しみですね」と目を細めた牧調教師は14年ぶりのJRA重賞制覇。今後は未定だが、賞金加算に成功したことで選択肢は広がる。これからも逃げる自分のスタイルを貫き続け、さらなる高みを目指す。(戸田 和彦)

 ◆ミトノオー 父ロゴタイプ母シダクティヴリー(父サンダーガルチ)。美浦・牧光二厩舎所属の牡4歳。北海道新ひだか町・築紫洋牧場生産。通算成績は11戦5勝(うち地方5戦1勝)。重賞2勝目。主な勝ち鞍は兵庫チャンピオンシップ・交流G2(23年)。総獲得賞金は1億5106万7000円(うち地方6100万円)。馬主はロイヤルパーク。

スポーツ報知

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す