「
オークス・G1」(19日、東京)
2番人気の
チェルヴィニアが前走
桜花賞13着から巻き返し、樫の女王に輝いた。2着は
桜花賞馬で1番人気の
ステレンボッシュ、3着は3番人気の
ライトバックが入った。
先行勢が前半1000メートル57秒台のハイペースを刻むなか、
チェルヴィニアは中団後方でじっくり待機。直線では抜け出した
ランスオブクイーンや
クイーンズウォークを一気にかわすと、内から猛然と突っ込む
ステレンボッシュの猛追も封じて、先頭でゴールを駆け抜けた。
3月に行われた
ドバイターフのレース中に落馬し、骨折などの重傷を負ったルメールにとっても、完全復活を示す今年初のG1勝利だった。第一声は「ただいま」と笑顔。「
チェルヴィニアで勝つ自信がありました。前走の彼女の競馬は良くなかったけど、彼女のポテンシャルは高いと思ったので自信を持って乗りました」とうなずき、「1600メートル(昨年のアルテミスS)で優勝していたので、(今回は)2400メートルだったから3、4コーナーまで我慢したかった。そして直線ではすごくいい脚で伸びてくれました。すごく持ち味を見せてくれました」と、うれしそうに振り返った。
20日に45歳の誕生日を迎えるが、「元気いっぱいです」とファンに向かって健在をアピールした。
提供:デイリースポーツ