スマートフォン版へ

【オークス】チェルヴィニア 名誉挽回の逆襲V!ルメール背に豪脚一閃 桜花賞13着の雪辱果たした

デイリースポーツ
  • 2024年05月20日(月) 06時00分
 「オークス・G1」(19日、東京)

 名誉挽回の一撃だ。2番人気チェルヴィニアが2冠を狙ったステレンボッシュをゴール前で差し切り、13着に散った桜花賞から見事に巻き返した。ルメールは現役単独最多(歴代2位)となるオークス4勝目で、自身今年初のG1制覇となった。2着は1番人気ステレンボッシュ、3着には3番人気ライトバックが入り、桜花賞組が上位を独占した。

 内から抜け出した桜花賞馬を目がけて、外から豪脚一閃-。1冠目で13着惨敗を喫したチェルヴィニアが、逆襲の末脚で樫の女王に輝いた。「ただいま!すごくうれしい。きょうは本当のチェルヴィニアを見せてくれました」。落馬負傷から復帰後初にして、今年のG1初制覇を決めたルメールは、晴れ晴れとした表情を見せた。

 桜の悔しさを晴らすべく、コンビ再結成で臨んだ大一番。道中は前2頭が飛ばす流れを中団外めでじっくり待機した。直線は馬群が大きく横に広がっての攻防。鞍上からゴーサインを送られると、内から抜けてきたステレンボッシュロックオン。ひと追いごとに差を詰め、最後はきっちりとかわし去った。ウイニングランで右手を掲げて喜びを伝えたルメールは「スタミナとパワフルな走り方のコンビネーション。それは、今まで自分が勝ったオークス馬と比べてもトップクラスですね」と相棒を褒めちぎった。

 3月30日のドバイターフで落馬。鎖骨と肋骨の骨折に加えて、肺に穴が開くという大けがを負い、戦線を離脱した。療養を経て、今月5日に復帰したばかりのヒーローは、インタビューで「ドバイで落ちた時、大きなサポートをしてくれた。大変な時期にずっとそばにいてくれた。きょうは彼女の勝利です。バーバラさん、愛してる!」と愛妻へ感謝の思いを伝えた。翌日(20日)に控えた自身45度目のバースデーも合わせて、二重の喜びとなった。

 木村師も安どの表情を浮かべる。「去年初めて入厩して坂路を上がった時、今まで管理してきたトップホースに匹敵するものを感じた。そこからずっと期待をかけていました」。今後のプランは未定だが、新たに誕生した女王は、着実に名牝への道を歩み始めている。

 来週の大一番にもルメール×木村厩舎のレガレイラがスタンバイ。名手は「ダービーも牝馬で頑張りたい。17年(ソウルスターリングレイデオロ)みたいにダブルで勝ちたいね」と鼻息を荒くする。勢いに乗った最強タッグが競馬の祭典も沸かせる。

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す