舞台となる東京芝2500mはダービーから100m延びるだけだが、直線の坂を2回通ることになるため、字面以上にスタミナが要求されることになる。ハンデ戦ということもあり、中々順当には決まらない。
1.差し・追い込みが届く
過去10回で、4角10番手以下に構えていた馬が6勝。昨年も
ヒートオンビートが4角10番手から差し切った。対して、4角2番手以内だった馬は[1-1-1-20]で複勝率13.0%しかない。東京芝2500mはスタミナが要求されやすいことに加え、スタート直後が上り坂なので、前半のペースが落ち着いて後半の末脚勝負になりやすい。
2.前走・
日経賞組が最も活躍
前走が同じ2500mの
日経賞を使われた馬は[3-1-1-9]で、勝率21.4%、複勝率35.7%。回収率もそれぞれ100%を上回っている。また、前走が
大阪ハンブルクC、
新潟大賞典の馬も好成績を上げている。
3.ベテランも侮れない
昨年の
ヒートオンビート、17年の
フェイムゲーム、15年の
ヒットザターゲットなど、ベテランが変わり身を見せてくるケースも少なくないレース。複勝回収率を見れば、4歳馬が58%、5歳馬が75%、6歳馬が128%、7歳馬が97%となっており、妙味を考えベテランを狙うのも一つの手だろう。
クロミナンスは前走が
日経賞で、差し比べで僅かに
シュトルーヴェに敗れたが、それでも2着と好走した。ベテランが優位なレースで、7歳馬のこの馬には向いているだろう。脚質的にも有利で、ここは好走条件が揃っている。7歳での重賞初制覇を期待。