C.ルメール騎手がこのほど、netkeibaのインタビューに応じ、自身にとっての“ダービー”について言及。また、今週末に迫った“競馬の祭典”
日本ダービーで、
ウオッカ以来17年ぶりの牝馬制覇を狙う
レガレイラについても大きな期待感を口にした。
同騎手はフランス出身の45歳。1999年にフランスで騎手免許を取得しデビュー。3年後の02年12月には
JRA短期免許で日本での初騎乗を果たした。以降は毎年来日し、15年に外国人騎手初の
JRA騎手免許試験に合格。ここまで
JRA通算1854勝(重賞149勝)を挙げ、6度の全国リーディングにも輝いている。
今年は、3月30日ドバイで行われた
ドバイターフの競走中に落馬。鎖骨骨折などのケガを負い戦線離脱を余儀なくされた。ところが驚異的な回復を見せ今月5日の東京競馬場で復帰を果たすと、19日に行われた
オークスでは2番人気の
チェルヴィニアとともに優勝するなど2日間で7勝を挙げ、ケガからの完全復活をアピールしていた。
これまで2か国のダービー(07年フランスダービー:ルアーヴル、
日本ダービー:
レイデオロ)を制している
ルメール騎手。インタビューでは「どこの国でもダービーは特別なレース。勝つことはとても難しい」と語った。そんな中、
藤沢和雄調教師と17年に
日本ダービーを制したことは格別だったといい、「藤沢調教師は僕のことを待っていたみたい」と笑みをこぼした。
名手・
ルメール騎手ををもってしても難しいと言わしめる特別なレース。今年は、昨年末の
ホープフルSをともに制した牝馬の
レガレイラと挑戦する。牝馬での挑戦は簡単なことではないと前置きしつつも、同馬について「能力がある馬で、ダービーに挑まなければならない馬」と評し、
ウオッカ以来17年ぶりの快挙へ大きな期待感を口にした。