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【日本ダービー】国枝師 シックスペンスで悲願のダービーVへ スプリングS制覇後も成長「伸びしろを感じる」

デイリースポーツ
  • 2024年05月22日(水) 06時00分
 「日本ダービー・G1」(26日、東京)

 10年アパパネ、18年アーモンドアイで牝馬3冠を2度達成している名伯楽・国枝栄調教師(69)=美浦=だが、ダービーでの勝利がまだない。26年2月の定年引退まで残るチャンスは2世代。今年は3戦3勝のスプリングS覇者シックスペンスで挑戦する。悲願Vへの自信に迫った。

  ◇  ◇

 -この中間で成長を感じる点は。

 「たくましくなったよね。全体的に風格が出た感じがする」

 -過去にダービーを勝った馬は、この時期に一気に成長する。

 「そうだと思うよ。スプリングSを勝った時も余裕があったし、その後も成長が続いていると思う。まだまだお釣りがあるっていうかね。伸びしろを感じるよね」

 -スプリングSは楽勝だった。

 「スローの流れであれだけ後ろを離すっていうのは、あのメンバーでは力が上だということ。トップレベルに行っても面白いと思っているよ」

 -確実にいいコンディションでダービーに送り出すため、皐月賞の出走を見送った。

 「そう思ってもらっていいかな。今は全然大丈夫だけど、以前は脚元がスッキリしないところがあったからね」

 -かなりの手応えを持って送り出せる。

 「そうそう。あとは川田がどういう反応をするかが楽しみだよね。ダービージョッキー(16年マカヒキでV)がどんなジャッジを下すのか」

 -これまで8頭のダービー挑戦のなかで、手応え的には。

 「一番に近いね。(21年の)サトノレイナスに近いかな。あの馬は上のクラスだと思っていた。闊達(かったつ)な牝馬で、父もディープインパクト。しかもフレームが長いから、距離が延びるのもいいと思っていた」

 -結果は2番人気5着。

 「あの時は外枠からいい位置につけられちゃったんだよ。そしたらミルコ(デムーロ)と(武)豊がまくって来て、闘志に火がついてしまい、三分三厘(3〜4角の中間地点)の所で行ってしまった。(仕掛けが)早かった。それでも5着に来たんだけどね。ちょうど昨日もレースを見直したところだった。なんで見たのかって?それだけ悔しかったから…」

 -国枝師にとって、ダービーとは。

 「ダービーは競馬の象徴みたいなもの。だから、ダービーを勝つような馬に関わりたいという思いはある。(英国の首相だった)チャーチルも言っていた。“ダービー馬のオーナーになることは、一国の宰相になるよりも難しい”と」

 (続けて)

 「ホースマン全員がダービーを目指しているっていうのがいいよな。一頭につき、1回しかチャンスがないのも面白い」

 -レースの見通しは。

 「不安材料を探せば、初めての東京、左回り、初距離とかあるけどね。距離は能力でカバーできると思うし、折り合いに不安もない。あとは川田さんを盲信するだけだよ(笑)」

 -26年2月の定年引退までチャンスは残り2回。

 「2歳にアロンズロッドアーモンドアイの初子)もいるけど。今年のシックスペンスに勝ってもらって、来年のダービーは気楽に臨みたいよね」

提供:デイリースポーツ

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