◆第91回
日本ダービー・G1(5月26日、東京競馬場・芝2400メートル)
第91回
日本ダービー・G1(26日、東京)は、07年
ウオッカ以来の牝馬Vを目指す
レガレイラがエントリー。手綱を執るルメールは
オークス(
チェルヴィニア)に続く2週連続Vが懸かる。
レガレイラにとっては07年の
ウオッカ以来、17年ぶりとなる牝馬制覇に注目が集まる一戦。「ポテンシャルは高い」と断言するルメールは先週の
オークスを制して上り調子で、自身も17年の
ソウルスターリング→
レイデオロ以来、7年ぶりの2週連続制覇を狙っている。
桜花賞2着からの臨戦だった
ウオッカとの違いは、早い時期から中距離にこだわって使われ、2歳時も阪神JFではなく
ホープフルSを選択して結果を出したことだ。ルメールは「デビュー戦を勝ったときはまだ子供だったが、成長してきている。
皐月賞もラスト200〜300メートルはよくきていた」と、上がり最速タイ(3ハロン33秒9)をマークした前走6着に悲観はしておらず、けがから復帰して満を持してのコンビ再結成となる。
先週は美浦トレセンに駆けつけ、1週前追い切り(Wコース7ハロン97秒4―11秒4)に騎乗。「元気が良さそう。無理しないで追い切りをすることができた。ずっと楽な手応えだった。
皐月賞は休み明け。ここ2週で良くなってきたみたい」と好感触だった。
凱旋門賞・仏G1(10月6日、パリロンシャン競馬場)への登録が明らかになったが、ルメールは目の前の大一番に集中していた。「ダービーでいい競馬をしないといけない。その先の話は終わってから。
ステップバイステップです」ときっぱり。牝馬Vの快挙へ、油断も慢心もない。(西山 智昭)
スポーツ報知