育成シミュレーションゲーム、アニメなどで大人気の『ウマ娘』初の映画化となる劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」が24日から全国の劇場で公開される。主人公となる
ジャングルポケット役を務める声優の藤本侑里が、このほどデイリースポーツのインタビューに応じ、声優になったきっかけなどを語った。
-声優になって何年目でしょうか。
藤本「いつもどこからだろうみたいになるんですけど…多分今年で5年目か6年目か、それぐらいです」
-声優さんで5年以内というと…。
藤本「さまざまだとは思いますが…私は超新人です。声優をやってはいましたが、オーディションで役を頂いたのは、この
ジャングルポケット役が初めてなので。ど、ど、ど、ど新人になります」
-それが映画の主人公に。
藤本「大変なことになっています。1年前までは一般人みたいな感じだったので(笑)」
-声優を目指すようになったきっかけは。
藤本「小学生の時から文章を声に出して読むのが好きだったり、アニメが好きだったりしたんです。そういう下地はありつつ、高校の時に声を褒められたことがあって、それが声優を職業として捉えるようになったきっかけになったんです」
(続けて)
「その同じ時期ぐらいに部活の先輩で声優の専門学校に進んだ方がいて、今までは声優さんって憧れの対象でしかなかったんですけど、“あっ、自分がなる職業として、声優っていう選択肢があるんだ”と思いまして。そう思った時に声優になりたいっていう思いが湧いてきたんです」
-プロフィールには音楽系の特技が載っています。元々は音楽の道を意識されていた。
藤本「中高の部活動で吹奏楽をやっていたので。でも、音楽面での仕事は全然考えていなかったです」
-
ジャングルポケット役としてライブツアーにも参加。全然違った体験だったのでは。
藤本「本当にそうですね。吹奏楽でステージに上がっていたこともありましたがもう次元が違いました。もう観客席にいる方の人数が違いますしね。全然感覚が違いました。」
-会場のトレーナーさん(『ウマ娘』ファンの呼称)の盛り上がりもすごかった。
藤本「初めはもう足が震えて緊張していたんですけど、やっぱり近くに行ってみるとすっごく笑顔なんですよ、トレーナーの皆さんが。その笑顔を見たら“あっ大丈夫だ”って思えて。そこからはもう、ただただ楽しかったですね。本当にウマ娘キャストになれたからこそ立てたステージでもあるので、緊張はしたんですけど、楽しかったし、うれしかったですね」
-
ジャングルポケットはやんちゃな部分が多いですが、藤本さんの性格は?
藤本「荒くはないと思いますね(笑)。かといっておっとりしているかと言われると、自分ではう〜んという感じではあるのですが、周りからは
ジャングルポケット役になったというのは驚かれることが多いです」
-ウマ娘の
ジャングルポケットが発表されたのが2023年の2月。映画化が発表されたのが2023年の12月。環境や生活が一気に変わったのでは。
藤本「そうですね。劇場版が発表されてから、ありがたいことにこういう取材ですとか、いろんなお仕事をさせていただいているのですが、やっと声優としての自覚が芽生えてきたような感覚もありつつ、生活も結構やっぱり変わりましたね。ガラっと」
-ちなみに…女性ジョッキーの藤田菜七子さんに似てるって言われたことないですか。
藤本「SNSで言われているのを見たことがあります。お写真を拝見させていただいたんですけど、“あ、ちょっとわかる”って思いました。自分で見ても(笑)」
★藤本侑里(ふじもと・ゆり)9月11日生まれ。千葉県出身。FIRST WIND production所属。主な出演作:「プラチナエンド」(メトロピンク)、「パニリヤ・ザ・
リバイバル」(EVA26072)
劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』
『ウマ娘』初の映画化作品。ウマ娘の少女「ポッケ」こと
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アグネスタキオン、
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提供:デイリースポーツ