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【日本ダービー】シュガークン軽快 偉大な兄が成し得なかった世代の頂点へ ダービー7勝目へ武豊「チャンスある」

デイリースポーツ
  • 2024年05月23日(木) 06時00分
 「日本ダービー・G1」(26日、東京)

 G1・7勝の偉大な兄・キタサンブラックでもなし得なかったダービー制覇へ向けて、準備は整った。青葉賞を制したシュガークンは22日、栗東坂路で最終リハ。中3週とローテは詰まるが、そんなことはみじんも感じさせない軽快な脚取りで登坂。好調ぶりをアピールしてみせた。前人未到のダービー7勝目を狙う武豊を背に、世代の頂点へ駆け上がる。

 吉村(レースは武豊)がまたがり栗東坂路で単走追い。軽やかなフットワークで楽な感じに駆け上がり、4F55秒6-41秒0-13秒6をマークした。輸送も考慮して軽めの調整だったが、終始リラックスした様子で好ムードを漂わせている。

 ◆清水久詞師    

 -青葉賞から中3週。ここまでの調整過程は。

 「1週間の短期放牧に出して、そこからいい雰囲気で帰ってきた。入厩後は予定通りで、過程は申し分ない」

 -最終追いは。

 「輸送もあるのでテンションを上げたくなかった。単走でサッと。すごく落ち着いている」

 -兄と比較して。

 「似ているところは、気性的にのんびりしていて周りに左右されないところ。乗り味は若干違うと思うし、体つきも違う。お兄ちゃんのように成長力を持っていてほしい」

 -最後に。

 「ブラックの弟で、豊さんで、またこんな大舞台に出られる。すごく感謝しています。無事に最終追いを終えたので、レースまで気を引き締めて臨みたい」

 ◆武豊騎手     

 -この血統での参戦。

 「デビューの時から注目していた馬。『ダービーに出られたらいいね』という話をしていたので、かなって良かった」

 -成長は感じるか。

 「気性も体的にも幼いところがあってデビューも遅かったんですけど、2戦目ぐらいから急激に馬が良くなった」

 -青葉賞の内容は。

 「レース前は少しイレ込んでいたけど、レースは落ち着いて走れた。着差こそあまりなかったが、いい内容での勝利。デビューしてからこれまで、いろんなレースを、いろんな競馬場で、いろんな形でしてきた。競走馬としてのセンスがあると思う」

 -1週前追いで騎乗した感触は。

 「落ち着いて走れていた。ラストも強くゴーサインは出さなかったけど、反応が良くて思った以上にタイムも速かった」

 -兄と比較して。

 「馬体とか走りはちょっと違う。ただ心肺機能、全力で走った後にすぐに呼吸が落ち着くところは似ている。どこまで強くなるのかなと思わせるところは、やっぱり良血馬だなと」

 -ダービー7勝目が懸かる。最後に意気込みを。

 「もともと持っている素質はすごく感じるし、血統的にも楽しみにしている。成長力もあるので、前走よりプラスがあればチャンスがある」

提供:デイリースポーツ

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