「
日本ダービー・G1」(26日、東京)
大一番での逆襲に燃える
シンエンペラーは22日、栗東坂路で単走。1週前の同CWで猛時計をマークしていたため最終リハは整える程度だったが、バネのような素軽いフットワークで駆け上がり、4F54秒4-39秒4-12秒4をマークした。
前走の
皐月賞は5着。コンディションが上がり切らず、矢作師は戦前から慎重な口ぶりだった。しかし、今回は違う。「やはり
皐月賞の時は馬が弾んでいませんでしたが、きょうは弾んでいました。いい動きです。前回とは状態が違います。とにかく、ダービーにいい状態で出せるので、調教師として満足しています」と胸を張った。
コンビを組む坂井は今年、サウジ&UAEのダービーを制覇。「ダービーを全部勝つつもりだった」と話すが、
ケンタッキーダービーは3着に。「悔しい思いをしたし、去年(
ドゥラエレーデで落馬)も悔しかった。今年は無事に出走してゴールして、その中で結果を出せれば」と意気込む。日本の誇る師弟コンビが、世界的良血馬を最高峰の頂へと導くか。
提供:デイリースポーツ