東京競馬場では26日(日)に
日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)が行われる。GI開催日になると、不思議とそのレースゆかりの血統馬や産駒が勝利を挙げ、「勝った〇〇の父は〇年の
皐月賞馬〜」などという実況を耳にすることがある。そこで今回は、ダービー週に東京競馬場で出走する“ダービーゆかりの仔”にスポットをあててみたい。
JRAで現役産駒がいるダービー馬は01年
ジャングルポケット〜19年
ロジャーバローズまで16頭。日曜東京では計34頭の産駒が出走する。
日曜8Rの
青嵐賞(4歳上・2勝クラス)は、
日本ダービーと同じ芝2400mが舞台。
キズナ産駒の
アームブランシュ、
ドゥラメンテ産駒の
コスタレイ、
ディープインパクト産駒の
ファベル、
キングカメハメハ産駒の
レッドミラージュと、こちらにはダービー馬の仔が4頭出走する。メインに向けて馬場傾向や、血統傾向を見極める意味でも、注目のレースになりそうだ。
日本ダービーには計8頭、ダービー馬の仔が出走する。いずれも産駒のダービー初Vだけでなく、史上初の親仔三代制覇がかかる一戦。
キズナは無敗の
皐月賞馬
ジャスティンミラノを筆頭に、無傷3連勝で
スプリングSを勝った
シックスペンス、
京都新聞杯を制した
ジューンテイクなど5頭の産駒が挑む。また、
ドゥラメンテは
青葉賞馬
シュガークン、
若葉Sを勝った
ミスタージーティー。
レイデオロは
サンライズアースを送り込む。
「ダービー馬はダービー馬から」の格言通りに親仔制覇を期待したいが、一方で父の雪辱なるかも注目したい。
アーバンシックと
レガレイラの父
スワーヴリチャード、
ダノンデサイルと
ビザンチンドリームの父
エピファネイアは、自身が
日本ダービーで惜しくも2着だった。
父が輝いた舞台で戴冠か、それとも父の無念を晴らすか。ダービー当日は、その息子、娘たちの走りから目が離せない。