凱旋門賞馬
ヴァルトガイスト(
Waldgeist)の近親となる
アウェイキング(牡3、栗東・
矢作芳人厩舎)が、土曜京都11Rの
葵ステークス(3歳・GIII・芝1200m)で重賞初制覇を狙う。
アウェイキングは父
Kingman、
母Waldjagd、母の
父Observatoryの血統。近親の
ヴァルトガイストは19年の
凱旋門賞の勝ち馬。一昨年のフランス・アルカナ社のセールで56万ユーロの値が付いた。ウマ娘で知られる藤田晋オーナーの所有馬だ。
ここまで6戦2勝。デビューから4着、3着、2着と惜敗が続いたが、4走目の未勝利(中京芝1200m)で待望の初勝利を挙げた。続く1勝クラス(阪神芝1200m)は4着だったが、前走の
ゆきつばき賞を快勝。初勝利から2カ月足らずでオープンに駆け上がってきた。
今回は重賞初挑戦で大幅な相手強化、さらに実績のない右回りに替わるが、成長を見せられるか。同じく藤田オーナーの所有馬で、セールから育成先、厩舎をともにしている
シンエンペラーは翌日の
日本ダービーに参戦予定。先に勝って、ステーブルメイトを後押ししたい。