JRA調教助手、厩務員が加盟する3労組(関東労、美駒労、関西労)が3%の賃上げなどを要求した団体交渉が決裂し、25日0時から24時間のス
トライキを実施した。
前回は競馬開催限定だったが、今回はトレセンの調教などの業務も対象に。美浦トレセンでは労組関係者が出勤してきた従業員にス
トライキに協力を求め、競馬場ではビラ配りも行われた。関東労の小倉祥治書記長は「ファンには申し訳ない気持ち。この業界は人手不足で若い人も早い年齢で辞めています。働く環境を変えたい」と訴えた。
開催業務は調教師、非組合員らで実施。東京競馬場のパドックで自ら馬を引いた日本調教師会の
中竹和也会長は「(11年の賃金改定で)下がった時に下がらなかった人が、上がった時に上げてくれというのは理屈としてどうか。われわれとしては賃金体系は新賃金体系一本であるとの認識。数字にも相違がある。出口の見えないトンネル。それでも、何とか解決するため模索していきます」と苦しい胸の内を明かした。
提供:デイリースポーツ