「
目黒記念・G2」(26日、東京)
問答無用の末脚がさく裂した。伏兵が台頭した競馬の祭典とは対照的に、伝統の古馬ハンデ重賞は、1番人気の
シュトルーヴェが直線だけでラ
イバルをねじ伏せた。
重賞初挑戦で
日経賞を制した実力は本物だった。道中は風格を感じさせる堂々としたレース運び。後方でがっちりと脚をため、アクションを起こしたのは直線に向いてから。大外に持ち出してモレイラがGO
サインを出すと、待ってましたとばかりにエンジン点火。メンバーNo.1の切れ味で重賞連勝を飾った。
初コンビの鞍上は「全体的にレースの流れは遅かったが、後方で我慢が利いて、リズム良く回って来ることができた。直線は素晴らしい瞬発力を見せてくれたね」と決め脚を絶賛。「これで3連勝。この先さらに
ステップアップできそう。いいポテンシャルを感じます」と、今後のさらなる活躍に太鼓判を押した。
本格化を感じさせる充実一途の5歳馬。これからどこまで連勝を伸ばすか-。新星の今後に注目だ。
提供:デイリースポーツ