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【安田記念】ソングライン引退で主役不在 「連勝中」「波乱」連覇翌年のVワードで浮上する一頭は

スポーツ報知
  • 2024年05月27日(月) 06時55分
◆第74回安田記念・G1(6月2日、東京・芝1600メートル)

 第74回安田記念・G1は6月2日、東京・芝1600メートルを舞台に行われる。香港から中距離最強と言われるロマンチックウォリアーなど2頭が参戦し、6年ぶりに外国馬が出走する。国内を見渡せば、連覇を達成したソングラインが引退。春の新マイル王をめぐる一戦は混沌(こんとん)としているが、考察担当の浅子祐貴記者が「プロローグ」で過去からひもといたのは―。

 香港最強中距離馬のロマンチックウォリアーと、香港マイルG1馬のヴォイッジバブルが参戦する。この2頭がはたしてどれほど強いのか―。今年から馬トクスタッフになって初の考察担当。プレッシャーをひしひしと感じているが、まずは日本勢の戦況をしっかり見極めておくことが先決だ。

 昨年はG1馬10頭が出走してソングラインが連覇。女王は引退し、今年は日本のG1馬が4頭と層は昨年ほどではない。ちなみに安田記念を連覇した馬は3頭。ヤマニンゼファー(92、93年)とウオッカ(08、09年)の翌年はどうだったか。2頭とも引退して出走しておらず、今年と状況は同じだ。

 94年は1番人気スキーパラダイス(仏)、2番人気サイエダティ(英)、4番人気ドルフィンストリート(仏)と外国勢が上位人気も、勝ったのはノースフライト(5番人気)。2着トーワダーリンとの馬連は1万4210円だった。10年はショウワモダン(8番人気)が制し、馬連1万2640円、3連単34万8740円。外国勢は3頭が参戦し、4番人気ビューティーフラッシュ(香港)は11着に敗れている。

 連覇した馬が引退して迎えた過去2度の勝ち馬に共通するのはノースフライト(3連勝中)、ショウワモダン(2連勝中)と連勝中だったこと。にも関わらず、人気の盲点になっていたが、主役不在の年であれば“勢い重視”が有効であることを歴史が示している。

 今年の出走馬を見渡すと、2連勝中以上で出走する日本馬はパラレルヴィジョンのみ。芝1600メートルに矛先を向けた今年は、ニューイヤーS、ダービー卿CTを連勝と、この距離で大きく飛躍した。波乱の香りがする春のマイル王決定戦を仕留めるためにも精力的に動き回って取材していきたい。(浅子 祐貴)

スポーツ報知

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