春の東京GIシリーズのラストを飾るマイル王決定戦。19・20年の
アーモンドアイ、21年の
グランアレグリアと3年連続で単勝1倍台の馬が敗れたこともあるなど近年は波乱傾向で、過去10回中6回は単勝配当が1000円以上となっている。
1.前走着順は2着以内がベター
前走着順が2着以内の馬は[6-4-6-54]で10回の内6勝を挙げている。クラスによって大きく違ってきそうなものだが、前走がオープンの馬からGIの馬まであまり差はない。勢いが通じるレースで、単純に着順を見たい。
2.先行馬は極端ではないが苦戦傾向
近10回で、4角3番手以内だった馬は[2-4-0-36]で複勝率14.3%なのに対し、4角4番手以下だった馬は[8-6-10-94]で複勝率20.3%。32秒台の上がりが要求されることも珍しくなく、行った行ったの決着にはならないことが多い。
3.軽量馬は苦戦気味
近10回で連対した延べ20頭のうち、18頭は馬体重が480kg以上だった。479kg以下だった馬は[2-0-2-34]で複勝率10.5%と苦戦傾向。
ソウルラッシュは500kg以上の馬格がある大型馬で、前哨戦の
マイラーズCを差し切って快勝。このレースの好走条件を満たしている。未だGIを勝っていないのが不思議なほどの戦績だが、ここで初GI制覇を期待したい。