スマートフォン版へ

東京の新馬は土日3鞍 サートゥルナーリアやアドマイヤマーズの産駒がスタンバイ/関東馬メイクデビュー情報

  • 2024年05月27日(月) 18時15分
 日本ダービーが終わり、今週からは待望の2歳戦がスタート。東京では例年通り、土日で計3鞍のメイクデビューが組まれている。新種牡馬の産駒をはじめ、注目の良血やセレクトセールの高額取引馬がスタンバイ。どの馬が勝ち上がるのか、新たな世代の戦いが楽しみだ。

【6月1日(土) 東京芝1600m】

ウインアレース(牡、父ウインブライト母ウインアルテミス、美浦・畠山吉宏厩舎)

 父は現2歳世代が初年度産駒の新種牡馬。半姉にはウインアグライア(コスモス賞、若駒S)がいる。「早めに入厩し、ゲート試験に合格後も順調に乗り進めてきた。コロンとした体形は父に似た感じがある。まだハミの取り方などに課題もあるけど、性格的な難しさはない。マイルから中距離までこなせそうだし、初戦から楽しみにしています」と畠山吉宏調教師。鞍上は松岡正海騎手が予定されている。

ウィンターベル(牡、父バゴ母ノチェブランカ、美浦・木村哲也厩舎)

 母はJRA3勝。叔父にグレートマジシャン(毎日杯2着、日本ダービー4着)がいる。「気がいいし、真面目な性格。この時期としては体力もある。まだ物見をするようなところなど気性的に幼いので、そのあたりが競馬に行ってどうかでしょう」と木村哲也調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。

【6月2日(日) 東京芝1600m・牝馬】

エンブロイダリー(牝、父アドマイヤマーズ母ロッテンマイヤー、美浦・森一誠厩舎)

 父は現2歳世代が初年度産駒の新種牡馬。母は忘れな草賞を勝っており、クイーンC3着など3歳戦で活躍した。「追い切りでは頭を上げて行きたがるようなところがあるけど、しまいの時計的にも十分に動けている。馬格もあるし、この時期としては完成度が高そうな感じ。芝向きの軽い走りをします」と森一誠調教師。鞍上はJ.モレイラ騎手が予定されている。

クライスレリアーナ(牝、父サートゥルナーリア母シユーマ、美浦・木村哲也厩舎)

 父は現2歳世代が初年度産駒の新種牡馬。母はイギリスとカナダのG1(サンチャリオットS、E.P.テイラーS)を勝っている。半兄のブレステイキングプリンシパルS2着、チャレンジC3着など活躍した。「追い切りでは楽な感じで動けているけど、牝馬らしい難しさがある。まだ土台には緩さがあるので、競馬に行っても動けるように課題を改善していきたいです」と木村哲也調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。

【6月2日(日) 東京芝1400m】

カルデライト(牝、父ナダル母コーディエライト、美浦・森一誠厩舎)

 父は現2歳世代が初年度産駒の新種牡馬。母は新潟2歳S2着、ファンタジーS2着など2歳戦で活躍した。伯父にはサフィロス(京王杯2歳S2着)がいる。「筋肉質の体形。いいスピードがありそうだし、初戦から動けそうです」と森一誠調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。

スターウェーブ(牡、父Kingman母コスモポリタンクイーン、美浦・武井亮厩舎)

 昨年のセレクトセールに上場され、取引価格は3億円(税抜き)。伯母のArabian QueenはイギリスのG1(インターナショナルS)を勝っている。「牧場でも育成の段階から評判が高かった。繊細なところなど課題はあるけど、しっかりとコントロールができているし、ひと追い毎に反応も良くなってきています」と武井亮調教師。鞍上は三浦皇成騎手が予定されている。

(取材・文:竹之内元)

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す